ワナビ坂

オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな このはてしなく遠いワナビ坂をよ…

「人外系アイドル行進曲」の話

小説家になろう」と「カクヨム」に「人外系アイドル行進曲」を掲載しています。


https://ncode.syosetu.com/n5356eh/

 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881767408

 


ラノベの賞を狙いにいくぞ!と決めたものの、じゃあどんな作品が書けるのか…と悩んだ末の人外×アイドルものです。
ハーレム的なのは無理、異能バトルも無理、異世界系も無理、スポーツはすでに書いた…となれば、
妖怪や人外なんかのオカルト系が好きなので、何か別のジャンルを組み合わせてはどうだ!と、
「アイドルの中の人」で少し芸能界ネタを書いたこともあり、もう一度アイドルものに挑戦してみたという感じ。
人外がナチュラルに受け入れられている現代日本、という世界観で書いてみたかったという気持ちもありました。

アイドルユニットについては完全に「怪物くん」の3人組がヒントになってますね。 

TVアニメ 怪物くん DVD-BOX 下巻<最終巻>

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 そしてストレートに吸血鬼・人狼・人造人間の女の子が主役でいいのか?と考えて、
主人公である神村真夜は「吸血鬼を演じる普通の人間」と設定しました。
ええ、もろに「アイカツ!」の藤堂ユリカ様に影響を受けています。 

 ですがそのまんまユリカ様では問題があろうから、真夜自身は特に吸血鬼に憧れてはいないこととし、
子役時代のトラウマを抱えているという設定も加えました。
ドラマ等で悪役を演じた俳優が視聴者から嫌がらせされたという話は昔から印象に残っていて、
そこから想像を膨らませましたね。

 

人狼の森山流歌は書いてて1番楽しかったキャラクターです。
やはり明るく元気なバカは良い! 真夜が比較的おとなしい分、お話を動かしてくれました。
「~っす」口調はやりすぎと指摘されたりもしましたが、個人的には好きかなあ。

モデルは「アイドルマスター我那覇響です。 

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 02我那覇響

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 02我那覇響

 

 偶然ながらユリカ様も響も沼倉愛美さんが演じるキャラなので、
もしこの作品でデビューできたらぬーさんに献本するんだウヘヘ…とキモい妄想をしたりもしました。

 

3人目のフランには特定のモデルはいませんね。
人造人間ということで無口クール、でも感情が無いわけでは無い。
幼い見た目だけど実は年上、小柄だけど怪力、といろんなギャップを考えて設定を練りました。

 

…と、設定はスイスイと思いついたものの、プロットが全然浮かばなくて困りました。
いつもは最後まで展開を考えてから書き始めるのですが、この作品は唯一、見切り発車的に書き始めましたね。
感覚としては、4コマ漫画誌で連載をしているような気持ちで「小説家になろう」に連載してました。
かなり苦しんだ覚えがあります。半年くらい書けなかったり…。
やろうと思えばどこまでも続けられる反面、賞に応募するために話をまとめるのが難しかったです。

 

そこで話をまとめるために大きな役割を果たしてくれたのが、ライバルである来栖蛍の存在でした。
モデルとなったのは「アマガミ」の絢辻詞でしょうか。アマガミやってて良かったと本当に思いましたよ。 

アマガミSS 11 絢辻 詞 上巻 (Blu-ray 初回限定生産)

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 「悪い子」(悪人ではない)を描くことの楽しさを教えてくれたのも蛍な気がします。
作中で書いてて1番楽しかったのは、間違いなく蛍視点の部分なんですよね…。
僕の書く話は主人公がどうしても優等生的になってしまいがちなので、この楽しさを忘れないようにしたいです。

 

そうして書き上げたこの作品、ネットで連載していた時期は見事に全然読まれなくて、
こりゃ賞に出してもあかんやろ…とあきらめていたのですが、いざ応募してみるとなかなか良い結果を残してくれたのです。
もちろん受賞には至りませんでしたが、一定の自信を与えてくれた大事な作品であります。

でもやっぱり賞が終わった後で改めてネット上に掲載すると、他の作品と比べてもほっとんど読まれないし、感想も付かないんですよね…。
やや長いとは思うのですが、お読みいただければ大変嬉しいです。

「リボンの棋士 ガール・ミーツ・ゲーム」の話

小説家になろう」に平河ゆうき名義で「リボンの棋士 ガール・ミーツ・ゲーム」掲載しています。
 
 
角川つばさ文庫小説賞で2次選考通過した作品です。
ちなみに他の児童文学系の賞にも2つほど出しましたが、いずれもおそらく1次落ち。
つばさ文庫がレーベルカラーとしても合っていたんだろうなあ、と思うのですが、
最終まで進めなかったのはつくづく残念でした。

もともと、将棋を題材になにか書きたいという気持ちは数年前からあったのです。
最初はプロ棋士になるための最大最後の難関である奨励会三段リーグを舞台にして、
男同士の戦いを女性にも読めるように書いてオレンジ文庫あたりに応募するか…などと考えていました。
そこで参考にしようと奨励会を描いた名作と名高いノンフィクション「将棋の子」を読んだのですが、
これがもう圧倒的な面白さ。

 

将棋の子 (講談社文庫)

将棋の子 (講談社文庫)

 

 

一読者としてはめちゃくちゃ感動したのですが、この現実に勝てるようなフィクションは絶対に書けない、とあきらめました。
じゃあライトな感じで将棋の世界を書けないかな…プロを目指してがんばる小学生の話とか…と考えていたところで、
りゅうおうのおしごと!」1巻発売ですよ。

 

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

 

 

んーーーこれでもう少なくともライトノベルを狙うのは無理だな! 
じゃあ初心に返って児童文学で行くか! つばさ文庫・青い鳥文庫・みらい文庫あたりの路線で!
と、書き始めたのが「リボンの棋士 ガール・ミーツ・ゲーム」になります。
 
りゅうおうのおしごと!」を読んだうえで、差別化することには気を配りました。
読者層は違うとはいえ、設定や展開がかぶるのは良くないと思ったので。
とりあえず、師弟関係ではなくライバル関係をメインにすると決めて、どんな2人をメインキャラにするか。
 
主人公・朝井祈理のキャラクターはわりとすぐに決まっていました。
女子の一人称がどうも今の児童文庫の流行らしい。しかしもはやいい歳したおっさんの僕に普通の女子小学生の一人称で書けるか?
…「普通の」女子小学生じゃなければ書けるんじゃないか? と。
基本的にはですます調のモノローグにしつつ、感情が高ぶると関西弁になるというのは、吉本新喜劇の未知やすえ姐さんがモデルです。
作中であれほど祈理が怒ることはありませんでしたが、そのぶん祈理の母親が怒る場面がやすえ姐さんっぽくなりました。
あとは以前書いた「もし腐ったお嬢様が~」で、人を食ったような語り口のお嬢様一人称を書いた経験も生きたと思います。

では主人公に相対するライバルはどんな子にするか。
そのころはタイトルも決めていませんでしたし、ボーッと書店をぶらぶらとしながら考えていたのですが、
ちょうど目に留まったのが手塚治虫リボンの騎士」でした。

 

リボンの騎士 手塚治虫文庫全集(1)
 

 

コレだ!となりましたね。
タイトルはもうずばり「リボンの棋士」にするか。
となれば、サファイアっぽいボーイッシュな女子がライバル(というより、もう1人の主人公)になるな…と。

そこから、描きたい場面が自然に浮かんできて、展開の大筋も決まっていきました。
とりあえず、
・お嬢様っぽかった主人公が関西弁丸出しで勝負に必死になる
・一方で、ボーイッシュだったライバルがお姫様のような格好をする羽目になり、主人公と対局する
という状況はなんとかして描きたかったので、アドバイスをもらいながら展開を詰めていったのでした。
 
「将棋&PK戦」のアイディアは、昔「探偵!ナイトスクープ」で将棋&ボクシングを見て大笑いしたから出てきたのだと思います。
ナイトスクープを見た当時は将棋に興味持っていなかったんですけど、先崎九段だったんですね。
 
あとは将棋会館に行ったり、JT杯の会場へ行ったりした経験も生きていると思います。
やはり取材は大事だなあ、と痛感した次第。イメージできませんもんね、なかなか。
 
キャラクターについていえば、もう1人の主人公と言っていいであろう晶の「男の子っぽさ」のバランスには、けっこう気を遣った気はします。
男の子っぽいとはいえ、性同一性障害を思わせる感じにすると重大すぎてお話の主題がどこかに行ってしまう。
一人称が「ぼく」「おれ」っていうのは流石にやりすぎなんで嫌だ。
性別問わず小中学生に読んでほしいので、あんまり百合っぽくするわけにもいかない。
恋愛要素をあまり出しすぎて、小6女子が男子をめぐってドロドロに争うみたいな話にもしたくはない。
お姫様の格好をしたときも、昔の少女漫画みたいに「こ、これがあたし…?」ってなるのも嫌だし、すごく恥ずかしそうに赤面するというのもあざとすぎて嫌だ。
いろいろ考えた結果が今の晶で、自分ではかなり気に入っています。
 
浅倉要四段は特定のモデルはいないんですが、あえていえば「ヒカルの碁」の塔矢アキラをイメージしていたかな、という気はします。
でもそこまでくそまじめというわけではなくて、お笑いが好きだったり祈理や晶を茶化したり、というお茶目な面を強めに描いたつもりであります。
 
宇佐美玉緒さんは里見香奈女流五冠を少しイメージしたんですが、
今となっては藤井聡太四段が女の子だったら、みたいな雰囲気のほうがしっくりくる気がします。
(書いてる当時藤井四段はまだ三段でプロ入り前でしたが)

 

女流名人倉敷藤花里見香奈 好きな道なら楽しく歩け

女流名人倉敷藤花里見香奈 好きな道なら楽しく歩け

 

 

斯波和臣名人は言うまでもなく羽生善治三冠がモデルです。
よく読み返すと斯波さん、作品内ではただの一言も台詞がないんですよね。
なのに謎の存在感があるのは、完全に将棋界における羽生三冠の圧倒的存在感があるからこそなんだろうと思います。

 

 

自分的にはこれまで書いた中での最高傑作なんじゃないかな…という気はしているのですが、うまくいきませんでしたね。
藤井四段ブームがあってもダメだったので、賞への応募はあきらめました。
1人でも多くの方に読まれるために、「小説家になろう」以外のサイトへの掲載も考えています。
本来のターゲットである小中学生に読まれるのが理想なんですけど、ネットだけでは厳しいのかなー。

スポーツものの主人公たる資格 初心者・不遇者・挫折者

以下の文章は、2013年に別ブログで書いた記事です。
そちらのブログは非公開にしたのですが、読み返してみて創作の役に立ちそうな記事はこちらのブログへちょいちょい移行していこうかと。
自分はもとより、誰かの創作のヒントになればいいなあ、と思ってます。
 
ガールズ&パンツァー 1 [DVD]

ガールズ&パンツァー 1 [DVD]


遅ればせながらガールズ&パンツァー見てます。とりあえず5話まで。秋山殿かわいいよ秋山殿。
戦車についてはよくわからないので、女の子スポーツものとして楽しんでおります。
予備知識ほぼ無しで見始めたのですが、驚いたのは主人公の西住殿が戦車道の名家の出ということでした。そんな彼女が心に傷を負って戦車道から離れようと転校した先で物語が始まるのです。彼女が挫折から立ち上がる話だと言えなくもない。
んで思ったのですが、スポーツものの主役は大雑把に「初心者」「不遇者」「挫折者」に分類することができるのではないでしょうか。
 
初心者
 
読んで字のごとく、その競技についてど素人の状態から始まる場合。少年漫画に多いような印象があります。このブログ的にはやはり「ベイビーステップ」を近年の代表作として推したい。
ベイビーステップ(1) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(1) (講談社コミックス)


初心者を主人公に据えるメリットとしては、その競技との出会いや、だんだんハマっていく様子が描けるということがあるでしょう。また、初心者が猛スピードで成長し、エリートを倒していく下剋上的快感もあるでしょう。
ただ全国レベル・世界レベルまで主人公が成長するのはなかなか難しい。やっぱり初心者がそこまで行く様子を描こうと思うと相当の説得力が要求される感じ。ベイビーステップはその辺り上手くやっていると思います。

不遇者

ちょっとわかりにくいですが、確かな実力を持ちながら環境によってそれが発揮されていないタイプの主人公。「ファンタジスタ」のてっぺいは、離島でサッカー漬けの生活を送っていたため驚異的なドリブルのテクニックを持ちながら、11人でサッカーをする経験が高校に入るまで無かったという設定でした。
ファンタジスタ 1 (小学館文庫 くG 1)

ファンタジスタ 1 (小学館文庫 くG 1)


もともと秘めていた実力が、環境が変わることにより明らかになっていく様子を描けるのがメリットでしょう。いきなり高いレベルから物語を始められます。その分、競技の基本的な楽しさは描きにくいのかも。
 
挫折者

身体的もしくは精神的にダメージを受け、一度は競技から離れざるをえなかったタイプの主人公。「BE BLUES!」の一条龍はまさにこれでしょう。 
BE BLUES!〜青になれ〜 1 (少年サンデーコミックス)

BE BLUES!〜青になれ〜 1 (少年サンデーコミックス)


なんといっても、挫折からの復活劇で感動させることができるというのが最大のメリットでしょう。復活した後も、もともと高い実力があったのだから初心者より無理なく高い競技レベルを描ける、と。

つーこって無理やり分類してみましたが、団体競技を題材にしている作品の場合は主役チームに初心者・不遇者・挫折者が揃っていることも多いでしょう。スラムダンクだと初心者・桜木、不遇者・赤木、挫折者・三井か。
Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)


Slam dunk―完全版 (#3) (ジャンプ・コミックスデラックス)

Slam dunk―完全版 (#3) (ジャンプ・コミックスデラックス)


Slam dunk―完全版 (#6) (ジャンプ・コミックスデラックス)

Slam dunk―完全版 (#6) (ジャンプ・コミックスデラックス)


ガルパンでは西住殿が挫折者、秋山殿が不遇者、他のメンバーは初心者。秋山殿は厳密には初心者なのですが、それまで孤独な生活を送る原因となっていた戦車への猛烈な愛情が、西住殿との出会いにより一気に良い方向へ爆発するという意味で不遇者かと。
TVアニメ『ガールズ&パンツァー』キャラクターソング vol.4

TVアニメ『ガールズ&パンツァー』キャラクターソング vol.4


秋山殿を主役にしても面白い作品になったんじゃないかな…と思ったらコミカライズは秋山殿主役らしいですね。これは気になる。

 

今回も、どちらの賞もやっぱりダメでした

ショックのあまりブログに書くの忘れてましたが、やはりダメでした。
3次選考の壁が高すぎんよ~。

 

今後のこともいろいろ考えてしまいますね…。
あと1つくらい、思いっきり賞を狙いにいった作品を書いてみるか…?

2作品が同時に2次選考を通過してて鼻血出そう(3年ぶり2回目)

「人外系アイドル行進曲」が講談社ラノベチャレンジカップの2次選考を通過しました。
http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/6.html

 

そしてもうひとつ、児童文庫のほうも2次選考を通過しています。
こっちは一応、賞もタイトルもまだ秘密ってことで…。

 

これで3年ぶりに、2作同時受賞を夢見てしまう状態になりました。
まあ前回は結果的に両方ともダメでかなりの喪失感を味わいましたから、
今回は過剰な期待を抱かずに震えて待ちたいと思います。

 

いやーでも、そろそろ報われていいと思ったり…いやいや。

2作品が同時に1次選考通過しております(3年ぶり2回目)

超久しぶりの更新。

「人外系アイドル行進曲」が講談社ラノベチャレンジカップの1次選考を通過しています。
http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/6.html

 

そしてもうひとつ、児童文庫の某賞で、某作品が1次選考を通過しています。
児童文学の世界ではラノベと違って、ネット上に公開したままで応募していいかよくわからないため、公開してません。
作品タイトルやどの賞なのかも、一応伏せておきます。ペンネームも「川島沢海」から変更していますし。

 

「なんでも書ける」ことを理想としているんで、ラノベと児童文学の両方でデビューとかできたら最高なんですが、どうだろうなあ。
3年間で1次落ちも2次落ちも3次落ちも経験してますし、2作品が同時に1次通過してるくらいで喜んじゃあダメなんですけど。3年前は2作品同時に2次通過→同時に落選、という地獄を見てますし…。

それでも、期待はしてしまいます。

 

どちらの賞も3月末までには最終的な結果が出る予定です。どうなることやら…。

自分用メモ4

次回作の参考にしたい作品をまたまたメモ。初心にかえって児童文学になりそうです。

 

ちはやふる(1)

ちはやふる(1)

 
ヒカルの碁 (1) (ジャンプ・コミックス)

ヒカルの碁 (1) (ジャンプ・コミックス)

 
ベイビーステップ(1)

ベイビーステップ(1)

 
りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

 
晴れのちシンデレラ 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

晴れのちシンデレラ 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

 
リボンの騎士(1) (手塚治虫文庫全集)

リボンの騎士(1) (手塚治虫文庫全集)

 
ガールズ&パンツァー リボンの武者 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ガールズ&パンツァー リボンの武者 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)