『泣き虫スマッシュ!』2巻発売から10日ほど経ちました。感想コメントありがとうございます!
いつもながら、読んでやる気をいただいています…!
何か泣き虫スマッシュについて書きたい、でも2巻の内容に触れるにはまだ早い…ということで、章タイトルの決め方について書いてみようと思います。
作品自体のタイトルでなく、その中のお話のまとまりごとに名付けられたアレです。小説なので「章タイトル」としますが、漫画やドラマ、アニメだと「各話タイトル」のほうがしっくりきますかね。
昔から、統一感のある章タイトルに憧れがあります。
すべての章に同じワードが入ってたりとか、作品の題材に関連する用語だったりとか、すべてが登場人物のセリフだったりとか。
最近だと、図書館で働く人たちを描いた漫画『税金で買った本』の各話タイトルが、本の書名になっているのが好きですね。
実際、そんな感じで章タイトルに統一感を出した小説を書いたこともあって、今でも気に入っています。
じゃあ泣き虫スマッシュでそれができるかと言うと…無理!
書き上げた結果21章にもなって、ぜんぶに統一感を出すのはきびしいです。
1巻だと「173センチのゆううつ」「こころ動かしたくて」なんかは自分でも満足しているのですが…すべての章で良い感じのタイトルを思いつくのは、不可能です。
最低限、その章の内容を反映させておけばいい…と考えて、どうしても思いつかない場合は二字熟語にしていますね。「決意」「決着」って、シンプルすぎるな…と自分でも思います。
全章のタイトルが二字熟語なのも美しいな、とは思うんですが、児童文庫としては味気ない。なので二字熟語タイトルは、これからもせいぜい各巻2~3個にすると思います。
それから、スポーツものだし元気があったほうがいいだろうと思い、「!」をつけてむりやり明るくしている章タイトルもありますね。
「前途多難!」「ライバル登場!」とか。この辺、アニメ「けいおん!」の影響があるのだと思います。
そして、章タイトルを考えていくうち実在の曲名が思い浮かび、文字ったり、そのまま使ったりもしています。
今の小中学生にはわからない曲ばかりでしょうね…。相川七瀬だと「夢見る少女じゃいられない」は今後どこかで使いそうな予感がしています。
ということで、1巻も2巻も気が付けば統一感のカケラもない章タイトルになっているのですが、それでいいと思うようになりました。
なんというか、アーティストのアルバムも曲名に統一感がないほうが好きだし、いいかな~と。
泣き虫スマッシュについては、きっと今後も、長いの短いの漢字カタカナ熟語パロディ…となんでもありで行くと思います。
章タイトルからいろいろ想像して読んでいただくのも、おもしろいかもしれません!